【山形】手打ちそば ゆきむろの新そばを堪能〜山形県村山市の「板そばまつり」〜

ことの始まりは先日勾当台公園で行われた「仙山交流村山フェスティバル2019〜秋の味覚と新そばまつり」でした。

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仙山交流村山フェスティバル2019〜秋の味覚と新そばまつりに行ってきた

このとき食べた太くてコシのある山形そばのおいしさが忘れられず、どうしてももう一度食べたい!

そこでコレです。イベントでもらったパンフレットと割引券。

11月中は新そばの季節ということで、山形県村山市で板そばまつりというのが行われるようなんですね。

調べると、村山市までは仙台市内から車で1時間半ほど。しょっちゅう出掛けている大崎市へ行くのとそう変わらない近さ!

そして山越えなので高速も使わない(お金がかからないw)というわけで、行くっきゃないでしょ〜〜〜!!!

山形県村山市 手打ちそば ゆきむろへ

というわけではるばるやってきました、山形。山道は秋田や岩手の山をさんざん運転してきたわたしにとってはラクなもんでしたよ。笑

板そばまつりの加盟店は2019年現在で14番店まであり、公式HPで情報を見ることができます。

それを見ながら営業時間や曜日の兼ね合いも考え、訪れたのがこちらの手打ちそば ゆきむろです。

めちゃくちゃ細い田んぼのあぜ道みたいなところを通る上、見た目が超民家で、中に入ってもそのまんま民家で 笑 いろいろびっくりでした。

なんだろう、この親戚の家に来たような感覚は?ポットとお茶セットとか、夫の実家を思い出します…

けっこうな年配の夫妻がやっていて、ごく普通の家の玄関を通って入り、厨房はごく普通の家の台所そのものでした。

メニューはめちゃくちゃシンプルで、2種類のみ。あとは小盛りか大盛りかぐらいです。

お昼どきなのにほかのお客さんがいなくてなんか不安になりましたが、仙台基準で考えちゃいけない、ここは山形。

秋田だと思えばほかのお客さんがいないのなんか普通によくあるな!って思い直しました。(フォローになってないような)

先にやってきた漬物。黄色いたくあんは甘め、白い酢漬けの大根はあっさりとした味で、いかにも田舎で食べる漬物って感じで好きです。

そして菊も出てきました。ピンクのほうは山形名産の「もってのほか」でしょうね。

しゃきしゃきしておいしく、ポン酢でさっぱりといい箸休めです。

関係ないんですが、お皿が可愛くてつい撮りました。

板そば 800円

地元産の玄蕎麦を雪室(温度5℃、湿度70%)に貯蔵して低温熟成した「雪室そば」を使用しています。
「でわかおり」と「最上早生」をブレンドし、石臼で自家製粉したそば粉100%で手打ちした「十割そば」です。
甘みとコシのある田舎そばを提供いたします。(最上川そば街道三難所HPより引用)

しっかりとした太さ、十割なのにつるっとした喉ごし、噛めば噛むほど広がる蕎麦の香り、力強い噛みごたえ。

「あー!これが食べたくて来たーーーー!!!!」って思わず口に出しちゃいましたね。

やっぱ山形の蕎麦はこれですね!文句なしにおいしいです。十割なのに食べやすいし。

鶏そば 800円

こちらは温かい蕎麦。具が親鳥だったので、つゆ自体も親鳥で出汁をとっていると思われます。

温かいとコシのあるそばがすこしやわらかくなって、これもまた良い〜〜。

具がねぎとかまぼこだけというシンプルさも素敵。

そして鶏出汁のスープは、きりたんぽ県出身の者にとってはもう遺伝子レベルで懐かしく、完全に「子どもの頃から知ってる味」でしたね。

冷たい蕎麦と温かい蕎麦両方試せたのもよかったです。

ちなみに板そばまつりではくじ引きをやってまして、わたしと夫はともに「そばの種」でした。

でた芽は食べられるし、花を咲かせることもできるそうです。見てよし食べてよしってなんて便利なんでしょう。

こちらはWチャンスの応募券。B賞250名様ぐらいなら当たりそうな気がします(だって参加者がそもそも…以下略)

番外編:温泉にも行ったよ

これは直接板そばまつりとは関係ないのですが、わたしのようにもし村山市外から板そばまつりに行く人がいれば、車で15分ほどのところに良い日帰り温泉施設があると伝えたいので書きます。

こちら、クアハウス碁点(ごてん)。でっっっかい建物が3棟ぐらいくっついてて入り口に迷いました。

お湯はシンプルですが露天風呂がすごい、見ようと思えば外の向こうの家から見えますよね?っていうロケーションw

(完全に年配の方しかいない(中にもだけどきっと外にも)のでそもそも見ようと思わないでしょうが)

そこを気にしなければ、最上川のほとりにあるため、景観はバッチリです。なんと温泉プールと岩盤浴もあります。

シャンプー類完備、サウナつき、熱いお湯とぬるめと2種類あり、タオル類は貸し出しありなので手ぶらで行ってもOK。

そして何よりお値段が良心的!日帰り入浴400円でした。

宮城県内だと日帰り入浴7〜800円が普通なので、400円だと地元・秋田レベルの値段ですごく安心しますねえ。

まとめ:山形そば好きにおすすめ

山形そばが好きだからといってわざわざ山形まで行っちゃう食い道楽がわたしのほかにどれだけいるかはわかりませんがw、山形の太くてコシのあるそばが好きなら、板そばまつりはオススメですね。

14の加盟店から好みのお店を選んで食べ歩きも楽しめますし、なにより11月は新そばの時期なので!

ついでに村山周辺や山形の観光もできてお互いハッピー。温泉もいっぱいあるし。

このイベントは毎年やっているようなので、板そばまつりの時期にも、またそうでない時期にも、山形そばを堪能しに行ってみてはいかがでしょうか。

手打ちそば ゆきむろ

  • 住所:村山市大字土生田1018番地の2
  • アクセス:仙台市内から車で1時間半 / 村山市内から車で10分
  • 営業時間:11時〜15時
  • 定休日:水曜日