桜が終わればふじ(藤の花)の季節ですね。
仙台近郊でふじといえば岩沼市の金蛇水神社(かなへびすい・じんじゃ)が有名なんですが、平日でもかなり混むということで、人混みが嫌いなわたしは躊躇しておりました…
そこで検索して発見したのが大崎市の古川ふじまつりです。
大崎市は仙台市内から車で1時間ぐらい。ほとんど情報が出てこないあたりが気に入って 笑、行ってみることにしました。
関連記事:【大崎市】道の駅三本木の餅菓子&スイーツ
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参考:【2018年】いちめんの藤の花に感動!大館市田代 十ノ瀬(とのせ)藤の郷
古川ふじまつり〜緒絶川の藤棚
2019年の古川ふじまつりは5月16日〜6月15日までの一ヶ月間。
期間中は夜の藤棚のライトアップや鯉の放流、人力車の運行(土日のみ)などが行われます。
場所なんですが、大崎市のHPには「緒絶川沿いの藤棚(千手寺橋から川端金谷不動尊まで)」としかありません。
しかし、この橋も不動尊も、グーグルマップに出てこなくてすっごくわかりづらい!
そもそも緒絶川も、地図上で拡大してやっとわかるぐらい細い川です。
川沿いを目指そうにもある程度見当をつけないといけないので、とりあえず大崎市観光物産センターがあるあたりが賑わっているだろうと目指しました。
で、結論から言うと、大崎市役所から行くのがわかりやすいと思います。徒歩1分ぐらいで緒絶川沿いのこの景色に出ます。
蔵が立ち並んでいて、中央にお堀のような細い川…まるで岡山は倉敷の美観地区みたいじゃないですか!!
雰囲気あって良い〜良いよ〜!古い建物大好き。
鳩がいっぱい鳴いてた。
さて、最初の藤棚を発見です。
きれいに手入れされていますね〜
遠目だとぶどうみたいで可愛い。
藤棚を見る注意点としては、くまんばち(クマバチ)がめっちゃいることですね。
くまんばちは基本刺すハチではありません。が、体も音もでっかいのでびびるんだよな。。
あと、藤棚は位置が高いので、花弁のアップを撮るのは厳しいですね。立派な一眼レフとかじゃないかぎり。
ピンクもかわいい。
紫とピンクの共演〜
さて、大きい道路に掛かっているこちらが緒絶橋です。
緒絶川には名前も雰囲気があるし、実際何やらいわれがあるみたいですが…看板読むの忘れました。
緒絶橋はグーグルマップにも出るので、ここを目指してもわかりやすいかもしれません。(ただし付近に駐車場はなし)
さて、緒絶川をこえた向こう側へも歩いて行ってみます。
もう次の藤棚が見えてきた。
これ自体がひとつの木みたい。
もこもこっ
その次の藤棚は大きめで、休み処も併設されています。
古川ふじまつりの看板も出ているので、ここがメインの会場?なんですかね。
下から見上げると、紫のカーテン。
ばっちり見ごろでしたね〜。
精一杯のアップ。
ふじの花びらって不思議な形だよな〜
ここには白もありました。
その次の藤棚。
この先にもありそうな気はしましたが、いったん引き返します。
反対側から見ると…木の根本こんなことになってたのか!!
ほんとおもしろい咲き方しますよね〜藤って。
出発地点まで戻ってくると、藤棚案内を(今さら)発見。
なんとなんと、藤棚は全部で12ヶ所もあるらしい。はじめは「場所が緒絶川沿いって広すぎてわからん」と思ったけど、こりゃ緒絶川沿いと言うしかないですね。
この地図で言うと、わたしが最初に見たのが藤棚7で、8〜10までを歩いたことになります。
では逆方向へも行ってみましょう。これが藤棚6ですね。
こちらの花はちょっと寂しい感じ。
で、藤棚5です。ここはけっこうワイルドだぞ。
藤棚4。川そのものが野性的な雰囲気になってきましたね。
緒絶橋のほうに比べると人もおらず静かです。
鯉を発見。ふじまつり中に鯉を放流って書いてたけど、その後はどうなるんだろう。。
こちらは普通に野生に咲いてる風のふじ。
藤棚3。ちょっと位置的に見えづらい。
すぐとなりは中学校です。こちらのつつじもきれいだな〜。
さらに向こうに藤棚2と1らしきものが見えてますが、さすがにけっこう歩いたので引き返しました。
いやー、ゆっくり歩くとかなり見応えのある散歩コースなのではないでしょうか。
亀もいたよ。
醸室(かむろ)を見てみる
さて、出発地点までもどってきました。
ここには食の蔵 醸室(かむろ)という建物群があり、古い蔵を利用してさまざまなテナントが入っているのです。
蔵が立派すぎてもう。
こちらは緒絶橋のたもとから見たところ。
わかりにくいですが右手から中に入っていけます。ちなみに正面の建物にはラーメン屋さんが入ってました。
中に入っていくと、こんな感じでさらに蔵が並んでいます。
雰囲気ある〜〜
インパクトでかっ
このパタ崎さんってキャラ、けっこう好き。笑
土蔵(Dozo)でご当地スイーツを購入
こちらの土蔵(Dozo)はお土産屋さんです。
やっぱり気になるのはスイーツたち!
そばぷりん 320円
大崎市のそば屋さん・愉多工房のそばぷりん。
手書きっぽいパッケージが味わいがありますね。
ずんぐりしたガラスのつぼ入りで、プリンとは思えないぐらいむっちりと弾力のある食感。
のびがよくて、どちらかというと餅のような感じ。
味はほぼ牛乳ですね。そば感がほとんどなくて残念。
で、付属の黒みつときなこをかけてみたら、完全にわらび餅になりました。食感がそのまんま。
わらび餅として食べればおいしいけど、そばぷりんが食べたかったのに…笑
ベルギーだんご 190円
鳴子温泉 大坂屋のベルギーだんご。
オレンジピール(オレンジの皮)・あんずジャム・チョコレートをカステラ生地とあわせ、だんご状にしてベルギーチョコで包んだという代物です。
これ、すっごいアイデア商品だと思いましたね。
生地がみっちり詰まってて食べごたえがあるし、想像以上にたっぷりはいったオレンジピールとジャムの甘酸っぱさとチョコのほろ苦さがぴったりマッチ。
ぼろぼろ崩れるわけでもなし、何より片手でぱくっと食べやすい。洋菓子をだんご状にするという目のつけどころがいい!
ひと串190円というのも買いやすいですしね。
まとめ:ゆっくり散策におすすめな穴場スポット
ここ、けっこう穴場なんじゃないでしょうか。
もちろん地元の人は知ってると思いますが、仙台あたりからわざわざ見に来る人はあまりいなさそう。
実際、藤棚にも醸室にも、平日とはいえちょっと悲しいほどに人がいなかった。。せっかく力入れてるようなので、もっと見に来てもらいたいですね。
思った以上に見ごたえがありましたし、通りすがりにさっと見るとかよりは、ゆっくり散策するのにぴったりなスポットだと思います。
緒絶川 古川ふじまつり
- 場所:大崎市緒絶川沿い・緒絶橋を中心に1kmほど
- アクセス:仙台市内から車で1時間
- 期間:2019年5月16日〜6月15日まで 期間中夜間ライトアップあり